GWの過ごし方

 問題です。次の熟語に共通するものはなんでしょう?

 

 『写真、音楽、漫画、小説、華道、舞踏、演出、歴史、宗教、政治、起業、冒険、格闘、空手……』

 

 

 それはそうと、この時期、青空の広がる日は何をするにも最高です。何もしなくても、心地よくて気持ちいい。

 

 しかも、予報によれば今年のGWは天気にも恵まれているようです。僕のいる業界も、この期間の撮影はほとんどなく、スタッフも年末年始以来の仕事に追われないモードとなります。

 

 

 

 さて、冒頭の答えは、『すべて、その熟語の後ろに“家”が付きます。』写真家、音楽家、漫画家…。

 

 

 その写真家の業界に限らず、感性系技術職の業界でまだ発展途上の位置にある方は、このGWをチャンスと考えることをおススメします。学生時代からの友人をはじめ、世の中の多くの人たちが様々なことに楽しんでいるこの時期こそ、世の中の多くの人との差をつけるためにはうってつけの機会です。

 

 想像してみてください。将来、あなたの仕事に対し、まわりの友人が「やっぱり、○○(あなたの名前)は違うな~。すごいよ。さすがだよ。」と、しみじみ感心している姿を。

 

 仕事は仕事として真剣にやり、その分、余暇は思いっきり楽しむ。そんな普通の人と同じような仕事へのスタンスで、まわりの友人が感心するほどの圧倒的な差をつけていい仕事ができるほど、“家”の付く職業の世界は優しくありません。

 

 

 

 

 先日、今では世界を股にかけ大活躍中のフォトグラファーの学生時代の話を聞く機会がありました。当時の写真専門学校の先生のお話では、その方はとにかくいつもず~っと暗室にこもっていたのだそうです。

 

 暗室にこもらなければならないほどの量の写真を撮っていたからなのはもちろんのこと、もっとどう撮れば良かったのか、どう魅せれば良いのか、暗室という一人集中できる空間の中で思考を巡らせていたのだと思います。

 

 “家”をネットで調べてみると、「専門家」と出てきました。でも、「専門家」の中には国家資格をお持ちの方も含まれてしまいます。

 

 僕の考える“家”のつく職業とは、仕事の成果のためにその生き方までもが問われる職業です。生き方だからこそ、寝ても覚めても、仕事もプライベートも関係なく、全ての時間をどう過ごすかが大切なのです。

 

 

 

 

 自分の仕事やポジションがまだ発展途上にあると自覚される方は、ぜひこのGWを一人集中する時間として、有意義に過ごされることをおススメします。

 

 将来のために。

 

 それが、お後にとってもよろしいようです。

 

 

 皆さん、良いGWを。