スタジオに、入ってみたはいいけれど

 今年新卒入社した新人のみんなにご協力をお願いし、今の正直な気持ちのアンケートをお願いしました。入社2カ月~3カ月のスタッフが、今何を思い、どう感じているか。

 

 僕がグダグダ書くよりも、現場のみんなの声のほうが伝わるから良いってKちゃんに言われました。まあ、確かにそうですよね。

 

 


 

★入る前にイメージしていたことと違ったことは?

 

 ◎ライトの管理とか、セットを組むのがスタジオマンだと思っていたので、接客業的な気遣いなどを求められたこと。

 

 ◎軍隊スタジオと聞いていたので毎日怒られっぱなしの日々を想像していたが、それほどでもなかった。

 

 ◎頭ごなしに怒鳴られながら働くのかと思っていました。実際は自分のダメなところを冷静に注意してもらえる。

 

 

 

★厳しいスタジオと聞いていたけれど、実際どう?

 

 ◎厳しいです。ゆるい雰囲気ではない。

 

 ◎マネージャーをはじめ、働いているスタッフは基本的に優しい。自分がミスをすれば厳しい。ただし理不尽に怒られている感じはない。

 

 ◎最初の頃は、規則やルールに関して決められたことが多く、厳しいと感じていた。その後、それがお客様や近隣の方々のことを考えた最良の方法だと納得できて、厳しいというわけではないと思った。

 

 

 

 

★正直、今まで「辞めようかな」って思ったことがある? 何回? どんな状況で?

 

 ◎まだ、ありません。

 

 ◎辞めようと思ったことはありませんが、先輩から何度も注意されているのに繰り返しミスをしてしまい、自分でも情けなくなる時は、「辛いよ~。辞めたら楽だろうなー。」と思うことがあります。絶対に辞めませんけどね(笑)

 

 ◎何度もあります。人と比べて力も無ければ、体力も無い。そんなのスタジオワークをやる上では話にならない。このまま他人に頼りっきりも嫌だし、自分には向いていないのかなと思うと辞めたくなります。

 

 

★良かったこと

 

 ◎プロの撮影を間近に見ることができ、写真の話を語り合える人が出来た。厳しいけれど、それだけ成長できる。

 

 ◎ネットが普及し、簡単に情報が得られるが、現場の雰囲気や撮影スタイルなどは実際にその場にいなければわからない。また、スタジオマンでないと得られない生の情報を得られることが良い。

 

 ◎楽しい時と仕事の時のメリハリがきちんとしている。同期や先輩達とのコミュニケーションがスムーズで、色々な話に盛り上がること。

 


 

 軍隊みたいなところと聞いて入ってきた新人の人たちが、どうやら厳しいことは厳しいけれど軍隊とは違うということに気付いてきたようです。

 

 ちなみに、僕のいる外苑スタジオには『スタッフ・ビジョン』というものがあります。スタジオのスタッフのうち、これを知っている人が何%いるかはなはだ怪しいのですが、それは、

 

 

『全スタッフが仕事に対する意識を高く持つようになっていく』

『全スタッフが明るく!楽しく!仕事をする!』

この二つを妥協することなく追い求め、継続・発展していく

 

 

 というものです。これを誰も気にも留めない標語のようなものとしてしまうのか、みんなのビジョンとするのかは、スタッフ一人ひとりの心持次第です。

 

 応援しています。でも応援しかできません。だから頑張ってね。