撮影依頼が倍になる

 今年の4月にスタートした「写真業界関係者のための映像制作講座」も、次回11月3日で第4回となります。始めた当初は不定期でしたが、徐々に二か月に一度、奇数月の開催が定着してきました。

 

 講座の企画や進行自体は、講師で映像ディレクター&ビデオグラファー&フォトグラファーの櫻井健司氏にお任せしています。僕はといえば、ほとんど何もすることなく、当日は受講者の一人として参加させて頂いている超お気楽なポジションです。

 

 その僕がこれまで感じたり、気付いたり、新しく知った、いくつかのこと。

 

◎裏を返せば、これはチャンス

 以前、FaceBookに映像講座の告知を出したところ、映像制作関係の方から Angry(ひどいね)を頂いたことがあります。想像するに、映像の世界でやってこられた方からすれば、最近自分らの業界に侵食してきている写真業界出身者に一家言をお持ちなのでしょう。仕事や報酬や既存の業界内モラルが崩されていると感じていられるのかもしれません。これって、裏を返せば、写真業界関係者にとっての新大陸は、まだまだ開拓する余地があるということです。(こんなこと言っちゃうと、またAngryもらいそうですが)

 

 

 

撮影依頼が二倍になる

 講師の櫻井健司氏が話の中で、僕が一番印象に残っている言葉が「フォトグラファーが映像もやるということは、撮影の依頼が二倍になるということ。」です。今、時間のある方は忙しくなるし、すでに忙しい方は仕事を選べるようになる。覚えるまでは大変かもしれないけれど、フォトグラファーにとって映像をやらない手はないのかもしれません。

 

 

 

動画編集ソフト

 以前、プロのレタッチャーさんの作業を間近で見ていたことがあります。フォトショップは僕も使えますが、次元が違い過ぎました。そもそも絵心のセンスだけでも僕はその足元にも及びません。ましてや、ショートカットキーとペンタブレットを駆使する作業スピードは、彼らが数分で終える作業でも僕なら数時間は掛かってしまう程、圧倒的な差がありました。

 

 講師櫻井氏の動画編集ソフト(Adobe Premiere Pro)での作業を見ていると、まったく同じことを感じます。動画の編集を進めていく中で、櫻井氏の判断や決断は驚くほど速いのに、その思考スピードにソフトを扱う作業スピードが追い付いているのです。素人の僕には、目の前でみるみるうちに映像作品が仕上がっていくようです。こればかりは、誰もが日ごろから良い映像作品を見つつ、手数を重ねて慣れていくしかないようです。

 

 

 

フリーの人達同士のネットワークの重要性

 映像の制作会社さんは、写真に比べ大所帯のところが多いようです。これは依頼された仕事をそれなりのクオリティー水準で仕上げることには適した体制ですが、小回りが利かなさそうです。予算規模が社内体制にマッチした仕事を受けるのなら良いのですが、予算に応じてとか、求められるクオリティーに応じてとなると、大所帯を維持するためにどうしても見積もりは高くならざるを得ないようです。

 

 その意味では、会社という固定化された組織を作らず、ワンマンオペレーションを基本に、依頼される仕事の案件に応じてフレキシブルに集散できる緩やかなつながりには可能性を感じます。様々なプロフェッショナルの方々との協業のネットワークが、強力な価格競争力を持つからです。映像業界にすでにそのような形があるかどうか、僕は知りませんが、今後はますますそのようなスタイルが強みを持つようになるのではないでしょうか。

 

 

 

 第4回 映像制作講座は11月3日。今回のテーマは、近日中に公開しますが、今まで以上に“おいしい”会となりそうです。※写真業界関係者向け映像制作講座:詳しくはこちら