【シャブレ・ジブレ】PV

 

先日、僕が実家に帰ったとき、70過ぎのお袋が僕に話しかけてきました。

 

お袋:「マサカズ(僕の名前)、8月の夏休みに9日も休んだんだって?」

僕:「うん。」

お袋:「それで、スタジオは大丈夫なの?」

僕:「え?別に大丈夫だよ。」

お袋:「それじゃーお前はスタジオに居なくてもいいってことじゃない。マサカズ、本当に大丈夫なの?」

僕:「うん(笑)……」

お袋:「だいたい、50過ぎたお前にできる仕事なんてあるの?」

 

今どきのお母さんは違いますが、僕らの世代くらいまでは、日本の母親は大体みんなこんな感じでした。昔のお母さんは、いくつになっても頼りない息子が心配で仕方ないのです。

 

この「お母さんはお前のことが心配」をテーマにお袋の話に付き合うのも、親孝行ではあります。でも、この日は、iPadの中に仕上がったばかりのPVが入っていたので、50を過ぎた僕の仕事をお袋に見せることにしました。

 

 

 これは、ディレクターでフォトグラファーでビデオグラファーの櫻井健司氏・豊田佳弘氏、両氏によりこのブログ【シャブレ・ジブレ】のために作って頂いたものです。また、「写真はブレても、自分はブレるな」を小洒落てみた「シャブレ・ジブレ」をフランス語っぽいアルファベット表記『J'aboulais givré』にしてくれたのは、スティーブ氏です。

 

 最近、これまで知り合ってきた方々とのつながりや、新しい人との出会いに、感謝してやまない幸運な日々を送る僕です。これからますます、この幸せと充実感への恩返しに頑張らなくてはいけないと心に誓う今日この頃なのです。

 

 ちなみにPVを見たお袋が言いました。

 

「お前、本当に大丈夫なの? そんな歳でカレー屋さん始めたりして。やっていけるの?」

 

 ボケ防止になるかどうかは知りませんが、話し相手にはなりつつも、お袋の心配は放っておこうと思う僕なのです。