働きたくないだけの人が夢を追うべきではないただ一つの理由

 

「億り人」という言葉をご存知ですか?

 

 仮想通貨の高騰によって、自己資産が1億円を超えた方をリスペクトした言い方だそうです。資産と言っても時価総額での含み益のことなので、乱高下激しい仮想通貨では億り人になったり、ただの人に戻ったり、目まぐるしく変わる方もいるに違いありません。

 

 

 それでも、この億り人に憧れ、仮想通貨への投資を始める方は多いようです。おっさんの僕から見れば、「仮想通貨」や「億り人」、「ビットコイン」等のネット検索の結果が、ほとんど仮想通貨への投資をあおる記事で埋め尽くされているのが超引っかかりますが。

 

 ちなみに、この状況って19世紀のアメリカで起きたゴールドラッシュと変わりません。一攫千金を得た一握りの人のウワサが広まり、自分もそれに続こうと多くの人が集まり、その結果利益を得られた人は、ごくわずかの運が良かった人と、金の採掘者たちに何らかのサービスを提供するビジネスをしていた人たち。

 

 別に僕は、仮想通貨を否定するつもりはありませんし、これからの可能性には大いに期待しています。でも、投資のリターンを期待するなら、そのピークはとっくの昔に過ぎたようです。

 

 なんでこんな話を持ち出したかといえば、仮想通貨とは直接関係のないサイトで、黙って見過ごせない記事を見つけたからです。記事にムカついたわけではなく、その言われようにムカついたのです。

 

 

 

 

 「しらべぇ」というニュースサイトによるアンケート調査で、「好きなことで生きていきたいとか、夢を追う人のことをバカだと思ったことのある人」は、アンケート回答者全体の23.7%だったそうです。(全国20~60代・男女1348名)https://sirabee.com/2017/11/04/20161351110/(しらべぇ「夢を追う人はバカらしい?」より)

 

 僕が気になったのは、回答者の共通点でカテゴライズしたデータです。中でも、現在仮想通貨を持っている人の63.9%の人が「夢を追っている人」をバカだと思うと答えたのだそうです。

 

 別に僕は、仮想通貨を持っている方を否定したいワケではありません。僕だって、今ではありませんが、いずれタイミングをみて手に入れてみようと思います。

 

 でも、一攫千金狙うお前らに言われたくねーよ。

 

って、「夢を追う」誰かが言い返すべきじゃないかと思うんです。このまま言われっぱなしでいいのかよ!?って激しく思います。

 

 

 

 

 確かに、本当はただ単に働きたくないだけの人が「夢を追う」ことにかこつけて写真に首を突っ込み、楽にはお金を稼げないことがわかっては消えていきます。その手の人のおかげで、みんなが「バカ」だと思われています。

 

 夢を追う全ての人にお願いがあります。

 

 夢を追うのなら、ぜひ「真剣に夢を追った自分とその時間を誇りに思う。」と自信を持って言えるまで、その場からも自分からも逃げることなく踏みとどまって欲しいです。そこまでやれば、仮に当初の夢が叶わなくても、夢中になれる何かを見つけられているはずですから。