溺愛ボンバーマックス無量大数乗

 

 今日のブログ。趣旨からまったく外れてます。

 

 僕の奥さんの実家、鹿児島の病院で二人目の子が生まれたとき、上の娘は2歳半。奥さんは生まれたばかりの弟の世話が大変だったので、僕が鹿児島にいる間、彼女の相手をするのは僕の仕事でした。

 

 

 「どこか行く?」と聞けば、彼女のリクエストは決まって「○○○ちゃん、てるてるじんじゃ、いきたいの」。照国神社という大きな神社には二人で毎日のようにデートに行きました。

 

 歩いて帰る途中、ホテルの日帰り温泉の露天風呂に入れば、僕に諭すように「あのね、パパ。あれはね、おやまじゃないの。さくあじまってゆーの。わかった?」と目の前にそびえ立つ桜島を指さしながら言います。

 

 ホテルのウエディング会場を見れば、かじりつくようにウエディングドレスを見ては「いいなー。○○○ちゃんもきたいなー。」「えー?まだ早いんじゃない?」と焦る僕。「でもね、○○○ちゃんは、しろいのもいいけど、ピンクもすきなの。」と会話になっていない父子。

 

 

 

 東京に帰ってきてもしばらく、僕の休みの度に二人で出かけていました。ある時、二人でディズニーランドに行ったときのこと。

 

 

 彼女が「おるすばんしてるママにおみやげをかいたいの」というので、ディズニーキャラクターグッズのお店に入りました。すると彼女はウエディング仕様の大きなミッキーとミニーのぬいぐるみを見つけ、2匹を抱きしめながら「ママのおみやげ、これにする!」と言います。僕が「でもさ、これもらってママ喜ぶかなー?」と言うと「だいじょうぶよー。○○○ちゃんがママに、はい、おみやげってわたしたら、ママはありがとー、ママはいいから○○○ちゃんつかって―ってゆーからだいじょうぶなの」。

 

 ランドの帰り、窓がミッキーのモノレールの中で「お腹空いたね。今日のご飯はなにかなー?」と言うと「○○○ちゃん、きょうはおすしたべたい。」僕は「えーお寿司?じゃーママにお寿司でいいって聞いてみよっか?」と言うと、彼女は「ママにいうと、ダメっていうから、ママにないしょでパパといこーよ。」と悪魔のささやき。

 

 

 あれから10年。そんな小悪魔も今では12歳、立派な悪魔となりました。力仕事と機械ものをいじるときだけ僕を必要としますが、常に上から。用の無い時は僕をにらみつけるか、「キモっ」と言って無視するか。

 

 

 子供は最高です。父親にとっての娘なんざ、ギガ最高のボンバーマックス無量大数乗。

 

 

 このブログの趣旨からはまったく逸れましたが、最近子供にまつわる悲惨な事件をよく耳にするし、どうせみんな今夜のWカップ日本戦で頭いっぱいだろうし。明日は眠くてこのブログどころじゃないだろうし。

 

 

 どさくさに紛れて、昔の思い出に浸ってみました。すみません。